6月例会「ミサコの被爆ピアノ~くじらのこえなみのこえ」

6月21日(日)和光大学ポプリホール鶴川にて、「ミサコの被爆ピアノ~くじらのこえなみのこえ」を上演することができました。この日を迎えるまでの道のりは平坦ではありませんでしたが、できる限りの感染対策をしながら、対象年齢を分けての2ステージ。どちらの回も会員みなさんのご協力のおかげでスムーズに進めることができました。

4か月ぶりの例会です。開演前はみんな緊張した面持ちではありましたが、崔善愛さんのピアノや斉藤とも子さんの語りが始まると子どもたちも大人も作品の世界に集中していったたようです。

「久しぶりの生の舞台。砂漠に水がしみ込むように身体に染みわたりました」
「例会がなくなって、初めて芸術は生きていくために大事なものだと気づけた」
「もっと聞きたいし観たい」
など、後日いつもより多くの感想をいただきました。

崔善愛さんはじめ演者の皆様、コロナ禍のなか上演していただいたことに心から感謝しております。本当にありがとうございました。

2月例会 大蔵流山本家による『狂言』

2月24日(月・祝)は、大蔵流山本家による狂言を上演していただきました。演目は『柿山伏』『二人袴』『神鳴』。

対象は小学1年生以上ですが、『ずっこけ狂言』を観てぜひこの作品も観たいと来てくれた幼児や、初めて狂言にふれる小学生の子どもたちも多かったです。

普段とは違う言葉にわからないところもあったと思いますが…カラスやサルを真似する山伏の慌てぶりや、ひとつの袴をめぐって親子で取り繕ったり慌てる様子、強い雷様がハリを痛がる様子など、要所要所で笑い声があがりました。身体全体で感じているのかもしれませんね。

柿山伏。山伏が動物の真似をするたびに、子ども達は大笑い。
子離れできない親と、親離れできない息子のドタバタを描く二人袴。会場中が笑いで包まれました。
神鳴。空から落ちて腰をうった雷様が、藪医者に治療を頼むお話。いつの時代も、人の笑いのツボは同じなのかもしれません。

そして最後には人間国宝である山本東次郎さんが舞を踊ってくださいました。子ども時代に本物を観ることはとても貴重な体験です。

そんな素晴らしい機会を作ってくださった山本家の皆様に心から感謝いたします。どうもありがとうございました。

2月例会『ずっこけ狂言 でんでんむしむし48』

2月9日(日)は、民族芸能アンサンブル若駒による『でべそ版ずっこけ狂言 でんでんむしむし48』を上演していただきました。対象は、幼児です。演目は『いろは』『狂言ワークショップ』『蝸牛』。

演者の方が舞台に登場したとたんに…子どもたちはしんとなり、張りのある声に惹きつけられながら舞台へ集中していきました。コミカルな動きとやりとりに、大口を思いきり開けて(?)大笑い! おかしくて仕方がなくて笑い転げている子もいました。舞台と観客が同じ高さの丸い舞台は、どの位置から観ても全体が見渡せるせいか、そんな様子を見ているとこちらも自然と笑顔になります。

途中の狂言ワークショップでは、立ち振る舞いや声の出し方を一緒にやってみましたが…普段やったことのない動きに、「この姿勢でずっといるの?」「足がつる~!」という声が聞こえてきます。観ているだけではわからないですね。大人も子どもも思いきり笑いあっという間の一時間でした。

狂言の基本姿勢。手は足の付け根に置き、腰をまっすぐ落として・・・これがキツイ!
終演後にも、丁寧ににこやかに、一人一人とお話をしてくださった若駒さん。この日はずっと、あたたかな時間が流れました。

後日「家でも♪でんでんむしむし~と歌いながら歩いてる」「狂言また観たいな」などの子どもたちからの感想が出ていました。

若駒のみなさま、楽しい時間を本当にありがとうございました。

1月例会『糸による奇妙な夜』

1月18日(土)は、人形劇団ココンによる『糸による奇妙な夜』を上演していただきました。対象は小学5年生以上です。

 

短い6つのお話は、シュールでありながら時折思わず笑ってしまう、言葉にはしきれない不思議な世界観でした。

カタチがまるで生きているように…

ある抽象的な図形が、くるくると瞬く間に形が変化していくお話。見ている人によって見えている(想像している)ものはきっと違うのでしょうね。じっと見つめる子どもたちにはそれぞれ何に見えているのだろう、と想像するのも楽しかったです。

次々と表現される不思議なお話に、終演後明かりがついても、大人も子どももココンの世界からまだ戻ってきていないようでした。素敵な舞台をどうもありがとうございました。

1月例会『ハリネズミと雪の花』

1月12日(日)は、人形劇団ひぽぽたあむによる『ハリネズミと雪の花』を上演していただきました。対象は幼児から小学4年生です。雪が降り積もったロシアの大晦日のお話です。

ハリネズミくんの、大切な友だちであるくまくんを助けたい気持ちがひしひしと伝わってくるほどに、子どもたちは少しずつ物語のなかに入り込んでいきました。きっと、冬の寒さ、雪や湖の冷たさも感じているのでしょうね。

最後には、ホッと安心した表情の子ども達。それを見ながら、子ども時代に「行って帰ってくる物語」に触れて味わう大切さを感じました。

美しいセットとお話、かわいらしい人形にみんな引き込まれました。

子どもたちを「小さな人」とひとりの人として気持ちに寄り添ってくださる劇団代表の永野さん、そしてひぽぽたあむの皆様の思いが伝わってくる舞台でした。どうもありがとうございました。

終演後。子ども達も永野さんと一緒に会場の片付け(ベンチを解体しています)。