夏休みのリベンジ例会「二コリのたね」

8月2日(日)ひなた村カリヨンホールにて、CAN青芸による「二コリのたね」を開催しました。この作品は4月例会として予定していましたが、残念ながら延期となっていました。幼児から小学4年生の子どもたちに今年の短い夏休みを楽しんでほしいと再計画した例会です。定員数の3分の1以下の人数で空間確保、消毒、換気等できる限りの対策と、来場の会員のみなさんに協力をしてもらいながら行いました。

大勢のバッタとともに来場した子も!

「二コリのたね」は、伝説の花が咲くという二コリの種を探す旅に出るお話です。シンプルな舞台セットを所狭しと動きまわる三人に、子どもたちの笑いがおこります。その笑顔を見ていると大人も笑顔になります。

どんな種なのか、どんなところを冒険しているのかは観ている人の想像しだい。子どもたちにはどんな花が咲いて見えていたのでしょう。ひとりひとりの心の中に咲いた二コリの花、いつまでも大切にしてほしいと思いました。CAN青芸のみなさま、楽しい公演をしていただき本当にありがとうございました。

想像の世界に遊んた60分。様々な制限の中でしたが、多くの工夫と明るさで素敵な時間を私たちにくれたCAN青芸の皆さん。ありがとうございました!ニコリの花、大切にします!

いくつか届いた感想をご紹介します。どんなニコリの花が咲いたかな?

・ニコリのたねおもしろかったです。いろいろ見えなくすると自分のそうぞうでお話がすすめられたので楽しかったです。あと、音楽(効果音)がならないで、人の口で言ってるのがおもしろかったです。(11才)

・小道具がない劇は新鮮でした。全てを想像できて楽しめました。ニコリの種の特徴を聞き、私はくるみのような形で、オイルをぬりたくったようにテッカテカだと想像してしまいました。花は、ユリに近いもので、赤色と青色が混ざっていて、キラキラ光っていました。(11才)

(6才)

 

(11才)

 

6月例会「ミサコの被爆ピアノ~くじらのこえなみのこえ」

6月21日(日)和光大学ポプリホール鶴川にて、「ミサコの被爆ピアノ~くじらのこえなみのこえ」を上演することができました。この日を迎えるまでの道のりは平坦ではありませんでしたが、できる限りの感染対策をしながら、対象年齢を分けての2ステージ。どちらの回も会員みなさんのご協力のおかげでスムーズに進めることができました。

4か月ぶりの例会です。開演前はみんな緊張した面持ちではありましたが、崔善愛さんのピアノや斉藤とも子さんの語りが始まると子どもたちも大人も作品の世界に集中していったたようです。

「久しぶりの生の舞台。砂漠に水がしみ込むように身体に染みわたりました」
「例会がなくなって、初めて芸術は生きていくために大事なものだと気づけた」
「もっと聞きたいし観たい」
など、後日いつもより多くの感想をいただきました。

崔善愛さんはじめ演者の皆様、コロナ禍のなか上演していただいたことに心から感謝しております。本当にありがとうございました。

2月例会 大蔵流山本家による『狂言』

2月24日(月・祝)は、大蔵流山本家による狂言を上演していただきました。演目は『柿山伏』『二人袴』『神鳴』。

対象は小学1年生以上ですが、『ずっこけ狂言』を観てぜひこの作品も観たいと来てくれた幼児や、初めて狂言にふれる小学生の子どもたちも多かったです。

普段とは違う言葉にわからないところもあったと思いますが…カラスやサルを真似する山伏の慌てぶりや、ひとつの袴をめぐって親子で取り繕ったり慌てる様子、強い雷様がハリを痛がる様子など、要所要所で笑い声があがりました。身体全体で感じているのかもしれませんね。

柿山伏。山伏が動物の真似をするたびに、子ども達は大笑い。
子離れできない親と、親離れできない息子のドタバタを描く二人袴。会場中が笑いで包まれました。
神鳴。空から落ちて腰をうった雷様が、藪医者に治療を頼むお話。いつの時代も、人の笑いのツボは同じなのかもしれません。

そして最後には人間国宝である山本東次郎さんが舞を踊ってくださいました。子ども時代に本物を観ることはとても貴重な体験です。

そんな素晴らしい機会を作ってくださった山本家の皆様に心から感謝いたします。どうもありがとうございました。

2月例会『ずっこけ狂言 でんでんむしむし48』

2月9日(日)は、民族芸能アンサンブル若駒による『でべそ版ずっこけ狂言 でんでんむしむし48』を上演していただきました。対象は、幼児です。演目は『いろは』『狂言ワークショップ』『蝸牛』。

演者の方が舞台に登場したとたんに…子どもたちはしんとなり、張りのある声に惹きつけられながら舞台へ集中していきました。コミカルな動きとやりとりに、大口を思いきり開けて(?)大笑い! おかしくて仕方がなくて笑い転げている子もいました。舞台と観客が同じ高さの丸い舞台は、どの位置から観ても全体が見渡せるせいか、そんな様子を見ているとこちらも自然と笑顔になります。

途中の狂言ワークショップでは、立ち振る舞いや声の出し方を一緒にやってみましたが…普段やったことのない動きに、「この姿勢でずっといるの?」「足がつる~!」という声が聞こえてきます。観ているだけではわからないですね。大人も子どもも思いきり笑いあっという間の一時間でした。

狂言の基本姿勢。手は足の付け根に置き、腰をまっすぐ落として・・・これがキツイ!
終演後にも、丁寧ににこやかに、一人一人とお話をしてくださった若駒さん。この日はずっと、あたたかな時間が流れました。

後日「家でも♪でんでんむしむし~と歌いながら歩いてる」「狂言また観たいな」などの子どもたちからの感想が出ていました。

若駒のみなさま、楽しい時間を本当にありがとうございました。

1月例会『糸による奇妙な夜』

1月18日(土)は、人形劇団ココンによる『糸による奇妙な夜』を上演していただきました。対象は小学5年生以上です。

 

短い6つのお話は、シュールでありながら時折思わず笑ってしまう、言葉にはしきれない不思議な世界観でした。

カタチがまるで生きているように…

ある抽象的な図形が、くるくると瞬く間に形が変化していくお話。見ている人によって見えている(想像している)ものはきっと違うのでしょうね。じっと見つめる子どもたちにはそれぞれ何に見えているのだろう、と想像するのも楽しかったです。

次々と表現される不思議なお話に、終演後明かりがついても、大人も子どももココンの世界からまだ戻ってきていないようでした。素敵な舞台をどうもありがとうございました。