2月例会「おこんじょうるり」開催しました!

2月4日(日)町田市民ホールの第4会議室にて、劇団むうによる『おこんじょうるり』を開催しました。対象は小学6年生まで。たくさんで賑やかに鑑賞しました♪

会場では、事前にみんなで工作した新聞ちぎり絵やきつねのお面が雰囲気を盛り上げてくれました。

楽しく笑いいっぱいの場面、悲しく切ない場面…様々な感情で心を揺さぶられるお芝居でした。

楽しい場面では、ばばさまやおこんに話しかけて一緒に楽しむ子どもたち。一方、悲しい場面では、シーンと固唾をのんで静かにお話を見守っていました。子どもたちは体いっぱいで、たくさんのものを受け取ってくれたと思います。劇団むうさん、素敵なお芝居をありがとうございました!


子どもたちがステキな感想を描いてくれました♡ほんの一部ですが、ご紹介します。

12月例会「ウクライナの歌姫 ナターシャ・グジー コンサート」

12月15日(金)は、ウクライナの歌姫ナターシャグジーさんのコンサートでした。場所は和光大学ポプリホール鶴川、小学4年生以上が対象です。

ウクライナの民族楽器バンドゥーラの可憐な音色と、ナターシャさんの透明な歌声が響く会場は、シンと静まり返った湖のようでした。

ナターシャ・グジーさんは、ウクライナに生まれ、6才のときにチェルノブイリ原発からわずか3.5キロで被爆。その後、避難生活で各地を転々としキエフ市に移住、8才の時から音楽学校で専門課程に学び、2000年からは日本語学校で学びながら、日本での音楽活動を開始されました。

ウクライナの歌、日本の歌を織り交ぜたプログラムの合間に、時折冗談を交えながらも、静かにゆっくりお話をするナターシャさん。
チェルノブイリ原発事故で被曝したこと、「3日間だけ」と言われ荷物を持たず避難したこと、二度と故郷に戻れなかったこと…様々なお話をきかせてくれました。
「”かわいそう”と思うのではなく、ウクライナのことを知って好きになってほしい。それが、長期にわたる本当の支援につながります」という言葉が印象的でした。

バンドゥーラの音と歌声、言葉少なな静かなお話の中に、平和を願い、家族と故郷を思う心があふれていました。
ナターシャグジーさん、素晴らしいコンサートをありがとうございました。

会場では、ウクライナの民族衣装が展示販売されました。衣装は、被災されたウクライナの方々の持ち物だったそう。売上の全額がご本人にわたるという、ナターシャさんが行っている支援活動のひとつです。
美しい手刺繍!ウクライナの文化を知る貴重な機会になりました。
民族衣装には、なんと1枚1枚に、持ち主の丁寧なお手紙がついていました!購入した方に向け、ナターシャさんが手紙を訳してくださいました。
ナターシャさんにお渡しした花束はウクライナ色。

感想を一部ご紹介します!

・音がきれいで歌声もすごくきれいでよかった。ウクライナが少ししれてよかった。(9才)

・目の前でいい歌を聞けてよかった。ウクライナへの愛情がすごくつたわってよかった。ウクライナにきょうみをもててすごくよいたいけんになった。(11才)

・今日はすごかったです。初めて見た楽器だったけどすごくきれいな音だったし、歌声もすごくきれいでした。思いをこめていることがすごく動きや歌いかたなどから伝わってきました。(11才)

・ナターシャさんのすてきな考えはきっと私とこの場にいたみんなに伝わったと思うし、ふるさとをなつかしむ、大切にする姿がとってもすばらしかったです。この日は決して忘れません。(中学生)

・楽器の音の美しさ、声の美しさ、想いもすべてに感動しました。ナターシャさんが歌うと歌詞の意味が大きく深く響き、命や、あたり前の日常がとっても尊いものなんだと感じて、涙がとまりませんでした。ナターシャさんのふるさとに対する想いが、日本人の自分とも重なることがふしぎで、またそれに揺さぶられる想いでした。(大人)

11月例会「おしいれのぼうけん」

11月18日(土)町田市民ホールの第1会議室にて、ひとみ座による『おしいれのぼうけん』を開催しました。対象は小学3年生まで。

この作品は、ひとみ座の松本美里さんによる、ひとり人形劇です。

何体もの小さな人形と「額縁」を使って1シーン1シーンが見事に表現されます。
小さな額縁の中に、大きな大きな世界が見えるのがとっても不思議!
その表現が本当に素晴らしかったです。

子どもから大人までドキドキわくわく、さとしとあきらと一緒に冒険をした、大盛り上がりの2ステージ公演でした。
ひとみ座さん、素敵な人形劇をどうもありがとうございました!

ここからどんな物語が始まるんだろう?

 

会場のすみには松本さん作成のねずみの人形も…。かわいいー!!
会場入口で子どもたちに大人気だったねずみばあさん(会員さん作!)

9月例会は荒馬座「ふるさとまつり四季彩々」でした!

9月24日(日)は、民族歌舞団荒馬座による『ふるさとまつり四季彩々』でした。対象は全年齢、小さな子から大人までみんなで盛り上がりました。

会場は、桜美林芸術文化ホールのストーンズホール。荒馬座ののぼりが目印でした!

日本は、春夏秋冬の季節ごとにいろいろなおまつりがあります。季節折々に、家族のみんなが健康でありますように、平和で暮らせますようにと願い、さまざまな行事をして楽しんできました。そんな日本の一年を、唄と踊りと太鼓のお囃子でめぐりました。

会場いっぱいに響く太鼓の音と唄、心躍るお囃子と踊りに、元気をもらえました!

今回は、例会に先立ち、9月2日(土)に和光鶴川幼稚園にて事前ワークショップを行いました。
みんなで練習した「ソーラン節」。

事前ワークショップの様子。みんなかっこよく踊れたね!

例会当日には、会員の子どもたちと大人たちがソーラン節の太鼓と踊りで参加して会場を盛り上げてくれました。

荒馬座の皆さんの元気と笑顔、そして和太鼓の響きに、会員みんなが笑顔になった1日でした。荒馬座さん、ありがとうございました!

 

 

4月例会『パンプキン! ―模擬原爆の夏―』を開催しました。

4月23日(日)東京芸術座による『パンプキン! ―模擬原爆の夏―』を開催しました。対象は小学2年生以上です。

大阪に住む小学5年生のヒロカが、夏休みにいとこのたくみが遊びにきたことをきっかけに、自分の住んでいるところで過去おこった模擬原爆のこと、戦争のことを知っていく物語でした。

毎回終演後に感想を書くコーナーがあり、子どもも大人も絵や感想を寄せてくれますが、今回当日に書いたのはひとりでした。知らないことを知ってしまったヒロカと同じように心が揺れて、自分の感情をどう表したらいいのか戸惑ってしまったのかもしれません。

ですが、その後時間が経つにつれて、ふとしたときにぽつりぽつりと感想を話すようになったとあちこちから聞きました。ヒロカの知ってしまったことに対して、戸惑いながらも本当のことを知りたい気持ち、理解したい気持ちが観ている私たちひとりひとりの心の中に届き、様々な種を撒いてくださったのではないかと思います。何よりもヒロカの前向きな明るさと好奇心に力をもらいました。今回は、事後学習としてみなさんからの感想をまとめる予定です。

東京芸術座の皆様、どうもありがとうございました。


◎事後学習として集まった感想を一部ご紹介します。

・パンプキンは爆弾だった。ヒロカが元気良くて面白く観られた。(小3)

・劇で観ると、本で読むときと違って原爆のことがもっと良くわかった。(小6)

・パンプキンと模擬原子爆弾は何の関係があるの?と疑問だったけど、アメリカ人がジョークのようにつけた名前だと知って驚きました。そんなところにジョークを入れないで欲しいって思いました。(中学生)

・戦争って同情だけでなくなるものじゃないと思うから、加害者側の日本も劇という形でわかりやすく表現されているのがすごく良かった。「アメリカと日本、どっちの味方っていうわけじゃない」というのも良かった。劇場外の小学生とか、初めて戦争についてしっかり学ぶくらいの子にも観て欲しいなと思った。(大学生)

・私が過去に住んでいたところにも模擬原爆が落とされたと知って、より身近に感じました。(大人)

・この例会に行かなければきっと模擬原爆の存在を知れなかった。観ることができてよかった。(大人)