「きみはいくさに征ったけれど」青年劇場


イベント詳細


対象年齢:小学4年生以上
開演:18:30

家にも学校にも居場所を見出せない高校生・宮斗(みやと)の前に、一人の青年が現れた。
「なんしとん?」

『骨のうたう』『ぼくもいくさに征くのだけれど』『三ツ星さん』など、瑞々しい感性と鋭い洞察で、ユーモラスな詩を数多く残し23歳の若さで戦死した竹内浩三。戦地においてなお創作をやめず、「死」をも俯瞰する詩作のなかで常に「なぜ」「なんのために」を問い続けた浩三の詩は、混沌の現代において今注目を浴びています。

そんな彼に、もし現代の高校生が
出会ったとしたら…?

この物語の主人公は、現代の高校生。
居場所を見出せず「消えたい」と思う高校生と、
「生」を謳歌することをひたすらに願った浩三が出会い、何かが変わってゆく…。

脚本は、浩三と同郷の伊勢出身で、社会のひずみを若者の視点から描き続ける劇団、TOKYOハンバーグの大西弘記、演出には旗揚げ26年となる劇団フライングステージ主宰の関根信一を迎え、等身大の高校生の姿を通して現代の私たちに「生」のありようを問いかけます。

 

なんのために
ともかく
生きている
ともかく
青空のように
五月のように
みんなが
みんなで
愉快に生きよう
(竹内浩三『五月のように』より)