2月例会「一寸法師」を行いました

2月11日(祝・月)は、ひなた村カリヨンホールにてデフ・パペットシアター・ひとみによる2月例会「一寸法師」を行いました。対象は全年齢で午前と午後の2回公演です。

デフ・パペット・シアターひとみは、日本で唯一ろう者と聴者が、ともに公演活動を行っているプロの人形劇団です。人形劇が持つ視覚的な魅力に着目して、新しい表現の可能性に挑戦し続けています。

「一寸法師」は、お話とともにからくりや大道芸、生の音楽も一緒に楽しめる演目。子どもたちは、太鼓や拍子木、ささらを使った生の音とともに表現される鮮やかな場面展開に目は釘づけ。あっという間に時間が過ぎていきました。

お話のあとは交流会です。

人形を飛ばす技に挑戦!

からくりや人形の使い方をお話していただいた後、手話を教えていただき会場のみんなでやってみました。「楽しい」「劇」「ありがとう」の3つです。劇団の方からは「楽しい、は楽しそうな表情でね」と。

手話を初めてやってみる子どもも多かったでしょうか。一番前に座っていた保育園や幼稚園に通う小さな子どもたちは、劇団の方をじっと見つめながら一生懸命手を動かしていました。劇を観たこととともに覚えた3つの手話は、きっと子どもたちの心に残ったのではないでしょうか。

公演後は、楽器にもふれることができました
見たことのない楽器に興味津々

そういえば、当日朝の搬入時、ふだんの例会より静かな印象を受けました。劇団の方々は手話を中心にコミュニケーションしながら準備を進めていくからでしょうか。目や表情、そして身体全体でお互いの意思の疎通をされている。子ども劇場の私たちのような手話ができない人とろう者は、手話ができる人が繋いでくださいました。言葉だけではなく、全身から伝わってくることを伝えてくれている印象を持ちました。改めてコミュニケーションについて考える機会ともなりました。

デフ・パペットシアターひとみの皆様、長時間にわたってどうもありがとうございました。