1月例会『糸による奇妙な夜』

1月18日(土)は、人形劇団ココンによる『糸による奇妙な夜』を上演していただきました。対象は小学5年生以上です。

 

短い6つのお話は、シュールでありながら時折思わず笑ってしまう、言葉にはしきれない不思議な世界観でした。

カタチがまるで生きているように…

ある抽象的な図形が、くるくると瞬く間に形が変化していくお話。見ている人によって見えている(想像している)ものはきっと違うのでしょうね。じっと見つめる子どもたちにはそれぞれ何に見えているのだろう、と想像するのも楽しかったです。

次々と表現される不思議なお話に、終演後明かりがついても、大人も子どももココンの世界からまだ戻ってきていないようでした。素敵な舞台をどうもありがとうございました。

1月例会『ハリネズミと雪の花』

1月12日(日)は、人形劇団ひぽぽたあむによる『ハリネズミと雪の花』を上演していただきました。対象は幼児から小学4年生です。雪が降り積もったロシアの大晦日のお話です。

ハリネズミくんの、大切な友だちであるくまくんを助けたい気持ちがひしひしと伝わってくるほどに、子どもたちは少しずつ物語のなかに入り込んでいきました。きっと、冬の寒さ、雪や湖の冷たさも感じているのでしょうね。

最後には、ホッと安心した表情の子ども達。それを見ながら、子ども時代に「行って帰ってくる物語」に触れて味わう大切さを感じました。

美しいセットとお話、かわいらしい人形にみんな引き込まれました。

子どもたちを「小さな人」とひとりの人として気持ちに寄り添ってくださる劇団代表の永野さん、そしてひぽぽたあむの皆様の思いが伝わってくる舞台でした。どうもありがとうございました。

終演後。子ども達も永野さんと一緒に会場の片付け(ベンチを解体しています)。