2月例会 大蔵流山本家による『狂言』

2月24日(月・祝)は、大蔵流山本家による狂言を上演していただきました。演目は『柿山伏』『二人袴』『神鳴』。

対象は小学1年生以上ですが、『ずっこけ狂言』を観てぜひこの作品も観たいと来てくれた幼児や、初めて狂言にふれる小学生の子どもたちも多かったです。

普段とは違う言葉にわからないところもあったと思いますが…カラスやサルを真似する山伏の慌てぶりや、ひとつの袴をめぐって親子で取り繕ったり慌てる様子、強い雷様がハリを痛がる様子など、要所要所で笑い声があがりました。身体全体で感じているのかもしれませんね。

柿山伏。山伏が動物の真似をするたびに、子ども達は大笑い。
子離れできない親と、親離れできない息子のドタバタを描く二人袴。会場中が笑いで包まれました。
神鳴。空から落ちて腰をうった雷様が、藪医者に治療を頼むお話。いつの時代も、人の笑いのツボは同じなのかもしれません。

そして最後には人間国宝である山本東次郎さんが舞を踊ってくださいました。子ども時代に本物を観ることはとても貴重な体験です。

そんな素晴らしい機会を作ってくださった山本家の皆様に心から感謝いたします。どうもありがとうございました。