カホンって知ってますか!?

2月21(土)は、「パーカッション&マリンバ コンサート」!11月に八王子車人形を観た方からすると、久しぶりの例会になりますね!このコンサートをより楽しむための事前ミニ知識を♪

お手元にあるチラシ、大久保 宙さんが、何やら長方形の形をした箱の上に腰掛けて、その箱を叩いている写真が載っているかと思います。

この箱はいったい何でしょうか?実は椅子……ではなく(笑)、「カホン」といいます。

ドラムのような音を出すけどドラムでない、列記としたペルー発祥の楽器です。綴りは”cajon”。スペイン語で「箱・ひき出し」を意味し、200年以上前にペルーで発祥したといわれる箱型の打楽器です。kahon

アフリカから連れてこられた黒人奴隷が仕事の合間に太鼓などでリズムをとって歌っていたところ、歌によって奴隷が団結することを恐れた白人が、黒人から楽器を没収しました。そこで奴隷たちは単なる木箱やタンスなどを叩いてリズムをとるようになった、これがカホンの由来だと言われています。

その後、楽器として改良され、今ではフラメンコをはじめ、ロックやポップス音楽など、世界で利用される本格的な打楽器となりました。

上にまたがって、箱を直接手の平で叩くのがスタンダードな演奏で、叩く場所によって音が異なります。本体の中央はバスドラムのような低音、端のほうがハイハットのような高音、縁のほうを叩けばスネアのような音が鳴るそうです。

打面の反対側には穴が開いていて、中に弦が張られているのもあります(この穴は、内部で反響した音、特に低い音の音圧を外に逃がすためのものです)。kahon ura

平手で上の縁を打つ(オープン)、センター付近を指をそらして叩く(ベース)、上の縁を指先で叩く(スラップ)、上の縁あたりを指先の力を抜いて叩く(ティップ)などの奏法があり、叩き方を駆使すればドラム・セットのような役割を果たすことも可能です。

最近の住宅事情にもぴったりのコンパクトさと、簡単に持ち運べ手軽に扱えることでストリートミュージシャンに人気が出て、日本でも取り入れるアーティストが増えてきています。

大久保 宙さんは、世界的に有名なカホン奏者で、そのような方が町田出身とは誇らしいですね!

皆さんも当日は演奏を聴きながら一緒に身体を動かしてリズムを取って楽しんでください。

家から箱や引き出しを持参して「なりきりカホン」奏者?なんて楽しいかも(笑)