例会『空の村号』の公演が終わりました

9月7日、小学生以上を対象とした例会、
劇団仲間による『空の村号』が無事終わりました。

主人公は小学5年生であることから観ている子どもたちにとって身近に感じられたようで、真剣な眼差しでした。
自分と同じ年頃の子どもが体験していることの大きさを、どんな気持ちで観ていたのでしょう。

東日本の大震災から6年半。

お芝居を通して主人公の空君が感じたことを共有することができ、大人にとっても様々なことを考えることができた作品でした。

劇団仲間の皆様、どうもありがとうございました。

 


~たくさんの感想が届きました。一部ご紹介します~

そらとうみががんばっていしきをしているところがすごいと思いました。(8歳)

そらごうっていうなまえのゆうやつがおもしろかった。(8歳)

人生の成長をえがく作品だったので感どうしました。(10歳)

福島のことを忘れそうになっていた自分に気がつきました。国を動かしている上の人たちにも観てもらいたいと思います。

親子で観劇できて良かったです。忘れかけていたこと、これからのこと、考えさせられました。

こども劇場に入っていて良かったなぁと思わせる作品でした。
「空の村号」を観劇した次の日、二年生の娘が夕飯を食べながらふと、「あんなことがあったんだね。」とつぶやきました。津波や地震の情報にはたくさん触れてきたつもりでしたが、その影で見えない放射能で苦しむ人達のことを、あの舞台を通じて、知れたようでした。そして、どうして放射能は消すことが出来ないのか、納得がいかないようでした。こんなに科学の進歩があるのに、止めることができないものを作り出した大人は、なんと愚かなのだろう。と娘に説明しながら思いました。原発の事故は、目先のことに追われた末の、大きすぎる代償ですが、せめて現実を直視することからでも、人は変われるのではないか。あの舞台を通して、そんなことも感じました。

場面が展開するたびに、胸が苦しくなりました。特に夫婦で避難に関する意見が違った場面は、お母さんに感情移入しつつも、現実と重ね合わせ、自分ごと化せざるを得ませんでした。妹の変貌ぶりや、空の友人関係も胸を打つものがありました。それも全て、素晴らしい演技と構成だと思いました。改めて、東日本大震災と原発事故について考えました。災害を風化させないためにも、ぜひ、この上演を続けてください。

暗く重たくならないように工夫されていて、笑えるところもあって観ることができて良かったです。娘はおもしろかったー&難しかったと言っていました。娘に関して言えば今は難しくても、よく分からなくてもいいと思っています。きっといつかどこかで繋がっていくだろうと思っているので。企画してくださった方々に感謝です!!

6月例会「あらしのよるに」

前日に引き続き6月4日(日)、人形劇団クラルテの「あらしのよるに」がひなた村カリヨンホールで行われました!
大きなセットにたくさんの動物たち。大迫力の舞台でした。

~演出の三木孝信さんの言葉より~

 (前略)人形劇『あらしのよるに』はヤギのメイとオオカミのガブが道案内をして、もし君がメイならどうする? もし君がガブならどうする? と立ち止まり、立ち止まり問いかける人形劇です。出会いは偶然に始まったけれど、二匹はどんどんどんどん、相手のことが気になってゆく。知らない怖さを乗り越えて、まず信じてみようと考えた。疑うことよりも、信じることを選んだふたりの心と身体(生命)は見違えるほどポジティブだ。一人でなら乗り越えられない困難も信じる友達がそこにいれば乗り越えられる。きっと信じることは生命の交流なのだろう。

 ある日突然、私たちは皆さんのいる場所にヤギとオオカミが棲むサワサワ山やバクバク谷を出現させます。メイとガブが暮らす山や谷に立って一緒に友達のことを考えてみましょう。道案内は岩山の崖へ、霧の丘へ、暗闇の洞窟へ、轟々と流れる巨大な滝へ、深い雪山へ、そして緑の山へ皆さんをお連れします。ゆっくりと昇る太陽や、美しい月が照らし出される小宇宙を体感して下さい。そして、ガブがメイに見せたかったポロポロヶ丘の上に昇る満月を一緒に見上げましょう。君に見せたかった満月を。

 

ふたりの出会いのシーンでは笑い転げていた子ども達も、徐々に静まり返り、ふたりの行く末をじっと見守っていました。
物語からの問いかけに、子ども達は何を感じたでしょうか。

クラルテのみなさん、夢のような2日間をどうもありがとうございました!

6月幼児例会「おきゃく、おことわり?」

6月3日(土)、人形劇団クラルテの『おきゃく、おことわり?』がひなた村カリヨンホールで行われました!

「おきゃく、おことわり?」だけど会場の入り口には…

ただただ静かに、”キチンと”生活したいクマと、好奇心いっぱいのネズミとのおかしなやりとりに、子ども達の笑い声が響きます。
それでも、クマとネズミが心を通わせる場面では、じいっと静かにふたりのやりとりを見守る子ども達でした。

クマとネズミの心の動きを丁寧にとらえた、素敵な作品。
クラルテのみなさん、すばらしい人形劇をありがとうざいました。

終演後、ネズミに駆け寄る子ども達

「あらしのよるに」もお楽しみに!

「おきゃく、おことわり?」ワークショップ

5月7日、6月例会「おきゃく、おことわり?」の事前ワークショップが開催されました!

人形劇団クラルテの方々と一緒に人形をつくったり遊んだりして
「おきゃく、おことわり?」の世界に親しみました。

まずはゲームで体を動かしたあと、
原作の絵本「おきゃく、おことわり?」の読み聞かせをしていただきました。
さあどうなるんだろう?というところで今日のところはおしまい。
「つづきは人形劇をお楽しみに・・・」

さあ、画用紙でねずみとくまを作ります。

ちょっぴり苦戦しながらもみんながんばりました。
1枚の画用紙から、それぞれ個性的なねずみとくまができあがりました!
子ども達の顔もかがやきます。

作った人形で子ども達が遊んでいる間、大人たちはクラルテ代表の古賀さんと演出の奥洞さんのお話を聞きました。
さまざまな演出が繊細な感性から生まれていること、そしてその中に込められた願いに感動しました。

こうして、人形劇を観る当日だけでなく、事前に深いところまでお話を聞けたり
鑑賞後にも会員や劇団員の方々と感想を交流できたりと、
舞台をとことん味わい尽くせるのが、子ども劇場の持ち味です。

みなさん、6月例会をどうぞお楽しみに!

4月例会「セロ弾きのゴーシュ」

4月15日、ひなた村カリヨンホールにて
山猫合奏団「セロ弾きのゴーシュ」を鑑賞しました。
セロとピアノと言葉が融合した独特の世界をみんなで楽しみました!

感想をご紹介します。

【子ども達より】
・カッコーのところがおもしろかったです。
・楽しかったで~す!
・楽しかったでーす!かっこうの歌がおもしろかった。
・カッコーのところがおもしろかったです。ネコとかいろんなどうぶつがでてきて楽しかったです。

【大人達より】
演奏素晴らしいです。幼児には映像があればもう少し集中できたと思います。
・面白かったです。あっという間の1時間でした。引込まれました。他の作品も観てみたいと思いました。
・チェロとピアノの生演奏が素晴らしかったです。
・チェロの方がゴーシュのイメージ通りで嬉しかった。
・生演奏に感動しました。心洗われるようでした。