6月例会「あらしのよるに」

前日に引き続き6月4日(日)、人形劇団クラルテの「あらしのよるに」がひなた村カリヨンホールで行われました!
大きなセットにたくさんの動物たち。大迫力の舞台でした。

~演出の三木孝信さんの言葉より~

 (前略)人形劇『あらしのよるに』はヤギのメイとオオカミのガブが道案内をして、もし君がメイならどうする? もし君がガブならどうする? と立ち止まり、立ち止まり問いかける人形劇です。出会いは偶然に始まったけれど、二匹はどんどんどんどん、相手のことが気になってゆく。知らない怖さを乗り越えて、まず信じてみようと考えた。疑うことよりも、信じることを選んだふたりの心と身体(生命)は見違えるほどポジティブだ。一人でなら乗り越えられない困難も信じる友達がそこにいれば乗り越えられる。きっと信じることは生命の交流なのだろう。

 ある日突然、私たちは皆さんのいる場所にヤギとオオカミが棲むサワサワ山やバクバク谷を出現させます。メイとガブが暮らす山や谷に立って一緒に友達のことを考えてみましょう。道案内は岩山の崖へ、霧の丘へ、暗闇の洞窟へ、轟々と流れる巨大な滝へ、深い雪山へ、そして緑の山へ皆さんをお連れします。ゆっくりと昇る太陽や、美しい月が照らし出される小宇宙を体感して下さい。そして、ガブがメイに見せたかったポロポロヶ丘の上に昇る満月を一緒に見上げましょう。君に見せたかった満月を。

 

ふたりの出会いのシーンでは笑い転げていた子ども達も、徐々に静まり返り、ふたりの行く末をじっと見守っていました。
物語からの問いかけに、子ども達は何を感じたでしょうか。

クラルテのみなさん、夢のような2日間をどうもありがとうございました!