9月22日(木)和光大学ポプリホール鶴川にて、劇団東演による~ピアノ・ソナタ「月光」による朗読劇『月光の夏』~を上演していただきました。対象は小学4年生以上です。
舞台の上には、演者さんとピアノだけ。朗読劇は観ている人の想像力に任せられます。演者さんたちの一言、一言が物語を織りなしていくにつれて、会場の空気もピーンと張り詰めていくようでした。登場人物の様々な思いが伝わってきて胸がいっぱいになりました。そして、そのすべてがピアノの演奏に表現されていたように思えました。
2019年夏、町田子ども劇場の高学年部では、平和学習で知覧を訪れました。この劇中に登場した資料館もそのひとつでした。特攻隊の青年たちと同年代の子どもたちはどんな思いで観ていたのでしょう。劇を観て、また訪れたくなりました。
東演に皆様、素晴らしい作品に出会えたことを心から感謝しています。本当にありがとうございました。
【終演後すぐに寄せられた感想を一部ご紹介します】
◆特攻の飛行の場面などが、すごいこわくて、本当にあったことだと思うと、やっぱり戦争はしたくないと思いました。(12才)
◆しょうげきなかんじでした。本当にこんなことあったのでしょうか。本も読んでみます。(9才)
◆とぎすまされた、はりつめた空間での一時間半。すばらしい芝居だったと思います。この例会を成りたたせた会員の子どもたちの力もすばらしいと思いました。音楽の力の大きさもあらためて感じました。(大人)
◆観終わって思うことは、素晴らしかったということです。想像力の乏しい自分にも、こんなに情景が浮かんで、朗読された演者さん皆様の表現力だなと思いました。また、軍の帽子をかぶってのシーンでは、急にリアリティが増し、ドキッとさせられました。そしてピアノの素晴らしいこと! 想いが伝わってくる気がして、目頭が熱くなりました。子どもたちは「恐かった」ばかりですが、こういうテーマだからこそ本物を通して学ばせられてよかったと思います。ありがとうございました。(大人)
◆特攻隊の話はくわしく知りませんでした。亡くなった方以外にもつらい思いをした当事者、家族…知らなくてはいけない話だと思いました。伝えていきたいと思います。(大人)