11月例会 東京芸術座『12人の怒れる男たち』を開催しました

11月26日(金)和光大学ポプリホール鶴川にて、11月例会 東京芸術座『12人の怒れる男たち』を開催しました。対象年齢は小学4年生以上です。緊急事態宣言は解除されましたが、引き続き換気や消毒、検温などと、会員みなさんにご協力いただきながら感染対策を行いました。

この作品を前回上演していただいたのは2010年。過去に観た人も初めて観る人もこの日をとても楽しみにしていました。12人の陪審員による白熱した議論は、観ている私たちもその場に参加しているよう。番号で呼ばれる陪審員ですが、ひとりひとりの生い立ちや今まで生きてきた背景が見え隠れします。それによって拘りを捨てられなかったり、だからこそその人だけが気づくこともありました。

終演後すぐに書いてくれた中学生の感想に、「第3号が意見を変えることはとても勇気がいることだったと思う」とありました。自分と違う意見を持つ人に耳を傾け、話し合うことは簡単なものではなく時間と労力がかかるものでした。そして、自分の拘りをきちんと見つめて、そこから今までと違う考えを受け入れる変化は、観ている人の心を揺さぶりました。議論を終え部屋を出ていくときの全員の表情は、何物にも代えがたいものだと感じました。

東京芸術座の皆様、お芝居の醍醐味を存分に味わうことができました。心から感謝いたします。本当にありがとうございました。