11月例会『おひさま劇場』 高学年部は初の例会当番も

11月17日(日)は町田市民ホールにて人形劇団クラルテによるおひさま劇場を上演しました。演目は『瓜子姫とあまんじゃく』と『オオカミと七ひきの子やぎ』。対象は未就学の子どもたち。お膝抱っこのまだ小さな子どもたちも一緒に観ました。

どちらの作品も「扉をあけてはダメよ」と言われたのに開けてしまうお話。子どもたちは、扉を開けておおかみが入ろうとするときこやぎの気持ちできゃ~と声を出したり、見つからないように息をひそめたり。瓜子姫での切ない場面ではしんと静まりかえり、リズミカルな歌に体を揺らしたり。物語の世界を体全体で五感をフルに使って楽しんでいました。

あけちゃだめよ・・・みんなドキドキ

町田子ども劇場では、例会ごとに各ブロックで会場準備や受付、会場係などを担当します。今回は、初めての試みとして高学年の高校生以上のこどもたちに担当してもらいました。劇団の荷物を運び、会場作りをテキパキとこなします。会場入り口にイラストを描いて飾りつけも。

テキパキ会場づくりをしてくれるお兄さん・お姉さん
入り口の飾りつけもかわいくしてくれました!

観に来た小さな子どもたちは、いつもと違ってお姉さんお兄さんが案内してくれることに嬉しそうでした。

 

終演後は高学年の子どもたち自ら準備してきた食事を、劇団の方々と感想を語りながら一緒にいただきました。

人形劇団クラルテの皆様の心温まる劇とお心遣い、本当にありがとうございました。そして、来たる12月22日(日)の『ポリチーノのけっこんしき』と『かさじぞう』も楽しみにしています。

11月例会『邦楽コンサート』を行いました。

11月10日(日)は、和光大学ポプリホールにて日本音楽集団による『和楽器コンサート』でした。対象は小学1年生以上です。

琴、尺八、三味線、枇杷、笛、打楽器からなる7人編成で、どの楽器もなんともいえない美しい調べを奏でてくださいました。学校の音楽の時間に聞いたり楽器に触れる機会は多少あるものの、プロの生の演奏を聞くことは初めての子も多かったようです。

  

生の音は身体全体に響いてきて、演奏者の緊張感、息遣いまでも伝わってきます。太鼓や笛の音に思わず体をゆらし手を動かしながら聞いている子もいました。演奏者の手元を食い入るように見つめている子もいました。

演目は邦楽曲だけではなく、アニメ映画の曲やフランスのサティやドビッシーの曲を盛り込んだメドレーもあり、それは新鮮な驚きでした。それぞれ好きな音や楽器が見つかり、邦楽への新たな興味を持つ機会となると嬉しいです。

日本音楽集団の皆様、素敵な時間をどうもありがとうございました。

 

届いた感想を一部ご紹介します!

・すごくきれいなおんがくだったよ(5才)
・ことや、しゃみせんがすきです。みんなの音が一つになっていました!(10才)
・みんなのチームワークがとてもとれてて、一つ一つのおとがとてもがっちりとあって、一つにまとまっている。私はその曲をきいているとき、曲といっしょに私の世界に行ってた。(10才)
・知っている曲や初めてきく曲などいろいろあって楽しかったです。指先を見るとすごく細かくてすごいなと思いました。(11才)
・びわを弾いてみたいです。(10才)
・竹でできたふえを、ふいてみたいです。(11才)

・和楽器のコラボすごく良かったです。一つ一つで聴くことが多いだけに、贅沢な気分になりました。(大人)
・初めて琵琶を聴きました。とても音が激しくて心が動かされました。尺八の音もふるえるように音が変わり、とても高い音が出たりとすてきでした。(大人)
・びっくりしました。フランスのクラシックの曲がこのような日本楽器で聞こえてくることを想像もしませんでした。(大人)
・とても素敵なコンサートをありがとうございました。極めた方の演奏が聴けて、子ども達以上に楽しめました。(大人)

9月例会「あとむの時間はアンデルセン」

9月14日、例会「あとむの時間はアンデルセン」でした。
事前にワークショップを行っていたので、当日を楽しみにしてくださる方が多かったです。

アンデルセンの中でも知っている方が多い『マッチうりの少女』のお話からスタート。
静かなお話しにみんな舞台に釘付けです。

『パンをふんだ女の子』ではその女の子の行動に子ども達はびっくり。石になってしまいあららという表情でした。

『とうさんのすることはみんなよし』は身近にある棒と輪を使ってそれが動物になっていく様子が楽しく、とうさんの行動にまた驚かされ、感想を聞いても一番楽しいお話だったようです。

とりかえっこ♪とりかえっこ♪

最後の『ある母親の物語』は死神が出てきたり少々怖い場面もありましたが、表現力の高さとコーラスの素晴らしさを感じる事が出来ました。

アンデルセンの結末は一見残酷に感じるけど…と言うお話が事前でありましたが、みなさん実際観てどう感じたでしょうか?

人形劇・ペープサート・アニメイム・素劇と、4つのお話がそれぞれ表現も違えば雰囲気が違い、楽しいあとむとの時間が過ごせました。

劇団あとむの方々と、搬出等のお手伝いをしてくれたみんなで記念撮影。アニメイムで「町田」の文字を作りました♪あとむの皆さん、最後まで楽しい時間をありがとうございまいした!

劇団あとむとアニメイムであそぼう!

夏休みも終了間近の8月28日、「あとむの時間はアンデルセン」事前ワークショップとして「劇団あとむとアニメイムであそぼう!」を開催しました。

9月14日は全年齢例会「あとむの時間はアンデルセン」。

その中で用いられる「アニメイム」。
アニメイムとは、「アニメーション」と「パントマイム」からの造語で、身近にある棒やボール、輪などの単純な形を使って、空間に風景や動物を描く創造的な遊びです。

まずはみんなで新聞紙を丸めて、棒を作っていきます。

作り方を丁寧におしえていただき、細くて丈夫な棒がたくさんできました。

この棒を使って体操をしたあと…

空間に形、そして動物を作っていきます。

あとむの方たちが動物を動かすと、まるで命が宿ったよう!
子ども達の目もキラキラと輝きました。

何もない空間に、一瞬にして世界ができあがる様子をみんなで楽しみました。

 

後半は、劇団あとむの皆さんが大人向けに「アンデルセン童話のひみつ」をお話してくださいました。
一見怖くて残酷に見える結末に込められた本当の意味ってなんだろう・・・?
本当の幸せってなんだろう?
大人だからこそハッとするお話をたくさん聞かせていただきました。

子どもの時、大人の時、年をとってから、3度読めば3通りの感じ方ができるアンデルセン童話。
原作本を読んでみたくなった人もたくさんいると思いますし、
何より、例会がとても楽しみになったのではないでしょうか。

人生がまたひとつ、豊かに深くなっていくのを感じました。

劇団あとむの皆さま、どうもありがとうございました。
9月14日当日も、みんなで楽しもう!

こんにゃく座「ソング・シング・ソング」

7月7日、ひなた村カリヨンホールにて、
こんにゃく座によるうたのステージ「ソング・シング・ソング」がありました。

6月16日の40周年記念公演から1か月もたたないうちに、また楽しいステージがやってきました。
楽しかった舞台の思い出がまだ鮮明だったこともあり、
大人も子どもも今回の「ソング・シング・ソング」をとーーっても楽しみにしていました。

この日は7月7日の七夕。
そして町田子ども劇場も40周年ということで、
「星や空」「みんなで元気になろう」をテーマにしたプログラムを、特別に作っていただきました。

こんにゃく座で「ソング」と呼ばれる「うた」の数々。
「ソング」とは世界中の詩人の詩に、こんにゃく座の座付作曲家・林光、萩京子が曲を付けたもの。

シューベルトの「ます」、谷川俊太郎の「うんこ」、宮沢賢治の「星めぐりのうた」・・・

詩に音楽が付くことによって、言葉の響きや面白さへの気づきを生み、詩の世界がより鮮やかに広がります。

 

ピアノの生伴奏と4人の歌声とパフォーマンスが、詩の世界を表現します。
文字を追うだけでは気づかなかった世界がそこに見えて来るようでした。

4人とは思えない美しく迫力のあるハーモニー。

子どもたちもある時は体中でリズムをとり楽しみ、ある時はじっと聴き入って…と体いっぱいで受け止めていました。

リズム遊びでは、会場が一体となって盛り上がりました!

こんにゃく座さん、とても素晴らしいステージをありがとうございました!

みんな、楽しかったね!